トイレトレーニングについて
なぜトイレトレーニングをするのでしょうか?
今日では室内で飼うワンちゃんが増加してきましたし、外で排泄させることは近隣住人の迷惑にもなります。オーナーも雨の日や、疲れて帰ってきた時なんか非常に楽ですしね。
母犬と一緒にいるときの子犬たちの排泄は、すべて垂れ流し状態で、それを母犬がなめて処理します。個体差もありますが徐々に自分の巣(寝る場所)から出て行くようになります。そうなると外で自然と排泄するようになり、巣の中で垂れ流しという状態がなくなってきます。
子犬を迎えたとき、大抵の子犬が今述べた状態でしょう。ただし、まだ我慢が出来るといった状況ではありませんので、子犬を迎えたら次のような環境を作ります。
サークルを用意し、その中がすべて排泄されても、大丈夫な環境にする。
そこに丁度いいサイズのクレート(ハウス)を、自由に出入りできる状態で設置して子犬の寝場所にし、排泄する場所と寝る場所の区別をはっきりつける。
すると、自由に排泄し、徐々にペットシーツの感覚を「足の裏」で覚えていきます。トイレで排泄をしたらしっかりほめてあげるのも非常に大切なポイントですね。そうなれば半分成功です。
子犬がきて、遊んであげたら「粗相してしまった」ということが、あるかもしれません。そんな時、排泄をするタイミングをよく覚えておくことで失敗を防ぐことが出来ます。
タイミングとして多いのは次の3つです。
1つ目は、睡眠から目覚めた時
2つ目は、食事をした後
3つ目は、遊びの最中や後
なお、多くの子は排泄をする前に、何らかの特徴のあるしぐさをします。例えば、【落ち着きがなくなりウロウロしはじめる】【同じ場所をグルグル回りはじめる】【床のニオイを嗅ぎまわる】などがあります。
個々のワンちゃんによってこの排泄サインやしぐさは違いますのでよく観察してみてください。徐々にわかってくると思います。こういった排泄前のサインを見逃さずにトイレトレーニングを行いましょう。
まずは、ワンちゃんが目覚めた時、ご飯を食べた後などに排泄のサインを出していたら、すぐにトイレへつれて行きます。すぐに排泄をしなくても、しばらくトイレの中に入れておきます。
トイレの中で動きまわることで、排泄作用が促されます。
その際、「シー・シー」や「ワン・ツー」などの声を掛けてあげることで、【掛け声と排泄を関連付けて覚える】ようになりますので、お出かけ前に排泄させたい時などに役立ちます。
なかなかウンチやおしっこをしないからと、すぐにサークルから出してしまうのは失敗の元です。トイレが終わるまではサークルから出さないようにしましょう。ただし、トイレの中で寝てしまったりなんてこともよくあると思います。そんな時は少しワンちゃんのことを動かして排泄作用をうながしてから、またすぐにトイレに連れて行きましょう。
うまくトイレで排泄ができたら、思いっきり誉めてあげましょう。おやつやお気に入りのおもちゃなどのご褒美をあげるのもよいですね。
【トイレがきちんとできたら思いっきり褒める】ということは大きなポイントです。
※写真をクリックすると動画がご覧いただけます。
そうすることで、ワンちゃんは【ここでトイレをしたらいいことがある】と学習しトイレを覚えていきます。 トイレができたらサークルから出して遊んであげましょう。遊んであげるときもトイレのサインには注意してください。
このトイレトレーニングを繰り返すことで、ワンちゃんはトイレとそうでない場所の感覚や【きちんとできると良いことがある】という事などを学習していきます。
ある程度トイレを覚えたら自分でトイレまで行くことができるようにサークルの一部を開けておきます。サークルを外しても自らトイレまで行くようになれば、ワンちゃんはしっかり理解したということになりますね。
ペットシーツの上でする感覚が身についても、排泄を我慢することを覚えないと、結局我慢できないので、どんなところでも排泄をしたがるようになり、失敗してしまいます。
そこで、クレートの扉を閉め自由に行き来できなくします。そして定期的にトイレで排泄させるようにしていきます。
すると、「ハウスから出る→トイレに行く→排泄する→いいことがある」というパターンが出来てきます。はじめは、一日のうちに何回もトイレに連れて行かなければなりませんが、少しづつ間隔をあけて、我慢できる時間を長くしていきます。
しかし、ここで注意が必要です。ワンちゃんにだって我慢には限界があります。犬は自分の寝場所を汚すことを嫌いますが、粗相しすぎると寝場所を汚すことに慣れてきます。また、ハウスの中で粗相してしまい、掃除するために外に出してあげるのを繰り返すと、[ハウスの中でおしっこする=外に出してもらえる]と勘違いし、わざと粗相するようになってきます。そうなると、厄介ですね。
さらには我慢させすぎれば膀胱炎などの病気になる恐れがあるので、オーナーがしっかり見極めていかないと、ワンちゃんにに多大なるストレスをかけてしまいます。
「日中、犬は一人でお留守番しています」という家庭がけっこう多いと思います。そんなときワンちゃんは、家でどんな状態でお留守番させているのでしょうか?
家の中で放し飼い・・・、なんてことになっていませんか?こういう家庭では、ワンちゃん達のトイレの失敗は結構多いはずです。
ワンちゃん達にとって広い家を一人で守らなくてはいけない状況にあるので、不安と寂しさでいっぱいになります。そんな時にトイレと違う場所でわざと排泄するという子が多いようです。
また、家の中の一箇所に自由に行き来できるトイレを置いておくということは、まだトイレのしつけが完全ではないワンちゃん達にとって、「どこでしてもかまわないよ」といわれているようなものです。それは、どこででも粗相してしまいますよね。
他にも原因はたくさんあると思います。とにかく一人でいることに慣れていないワンちゃん達にとって一人でいるということは非常にストレスです。どんな悪さをしても大丈夫な環境になってしまいます。
ですから、お留守番させるとき、我慢できるような短い時間であればハウスでしっかり待たせる事をお勧めします。ちょっと長くなるようであれば前述したとおり、サークルの中にハウスを入れて失敗させないような環境を整えてから出かけましょう。
子犬のうちはおしっこを我慢できる時間も短いため、排泄の回数も多くなり、失敗してしまう事が多いのも仕方ありません。
もしも、トイレを失敗してしまったとしても、怒ってはいけません。怒ることで、【排泄行為自体を悪いこと】だと思い込んでしまう危険性があります。隠れて排泄したり、食べて隠したりするようになります。
失敗したときは、何事も無かったかのように無言で片付け、ワンちゃんにかまわないようにしてください。そして、臭いが残らないように消臭剤で完全に消臭します。
臭いが残っているとその場所をトイレだと思い込み再び同じ場所で排泄してしまいます。
また、「そこはダメ!」「あ~!」などと騒いでしまうと、ワンちゃんは【構ってくれている】【喜んでくれている】と勘違いをしてしまい、わざとトイレを外してしまうこともあります。 トイレがうまくできた時だけ、思いっきり誉めるようにしてください。
何事も最初のうちは、失敗はつき物です。くじけず、イライラせずに、根気よく続けていきましょう。
「きちんと教えていれば、徐々におぼえる」というように多少気楽に構えて教えてあげてくださいね。
最後にトイレトレーニングのポイントを整理しておきます。
①寝床とトイレをキッチリ分ける
②トイレのタイミングを見逃さない
③基本、トイレをするまではサークルから出さない
④失敗しても怒らず、無視して対処する
⑤失敗した場所は完全に消臭する
⑥うまくできたらたくさん褒めてあげる
<補足説明>
ワンちゃん達の感覚では自分のウンチを食べたり、おしっこをなめたりなんていうことは、ごく当たり前のことなのです。でも、やってほしくないですよね?
ワンちゃんが自分のウンチを食べてしまう理由にも色々ありますが、とにかく排泄がすんだらすぐに片付ける事です。とても大切なことなので、覚えておいてくださいね。
トイレのタイミング
まず最初に始める「しつけ」は、なんと言っても「トイレ」でしょう。
これを覚えてもらわないことには、あなたの大切なお部屋は・・・それはそれは大変なことになってしまいます。
では、どのようなしつけ方法が効果的なのでしょうか???
まず、寝る場所とトイレの場所で仕切られているサークルをご用意ください。
ワンコは、本来とてもキレイ好きな動物で、人間と同じようにトイレの場所と寝る場所を分けて生活していたので、その習性をうまく利用すれば、トイレのしつけは簡単に覚えさせることができます。
雑誌やインターネットのペットグッズ屋さんなどで、レイアウト例をご覧になったことがあると思いますが、どのお店も広いスペースを「寝床」に、狭いスペースを「トイレ」としていますが、実はこれが「大きな間違い」だったのです!
ワンコたちは狭いところが大好き!!その特性を考えると、狭いスペースは「寝床」にするべきなのです。
※実際、このように丸まって寝ていますので、寝床が狭くてもへっちゃらなのです!⇒
そして、広いスペースは「広々トイレ」にしてあげましょう。子犬の頃は、小さいトイレトレーにきちんとできないことがほとんどです。そのたびに飼い主さんは頭を抱えてしまうでしょう。しかし、トイレそのものが広ければ、どこにしたっていいのですから、子犬にとっても飼い主さんにとっても「ちゃんとトイレができた!」ということになるのです。そのたびに思いっきり子犬をほめてあげれば「ここですればほめてもらえるんだ~」と思い、トイレのしつけがスピーディーにできるのです。
だからと言って、放ったらかしにはしないでくださいね。4ヶ月未満の子犬は体の機能が未発達で排泄をコントロールできません。
以下のタイミングでトイレに行くことが多いので、これらのタイミングを見逃さず根気よく褒めながら覚えさせましょう。
■ご飯を食べた後
■目が覚めた後
■寝る前
■遊んで興奮状態の時
■初めてのことを体験した後
■家族が帰宅して大喜びした後
急にソワソワし始めたり、地面のニオイをクンクン嗅ぎながらウロウロし始めたら、 トイレしつけのチャンスです!
「オシッコ」「トイレ」と声をかけながら、トイレへ誘導しましょう。
トイレに子犬を入れたら排泄するまで子犬をトイレから出さないようにして、少し待ちます。
子犬は必死で出たがるのでサークルやダンボールなどで囲ってあげるのもいいでしょう。
また、排泄を始めるまでは声をかけずにジっと見守ってあげましょう。
そしてうまくできたら、思いっきり褒めてあげましょう。
しばらくは、この方法を繰り返し、慣れてきたらトイレに連れて行き、 「オシッコ」「トイレ」と声をかけて促します。
失敗しても叱らずに!!
失敗してしまっても叱ってはいけません。
なぜなら、子犬のうちは「トイレの後に叱られた→ウンチ(オシッコ)をしたから叱られた」ぐらいにしか思わないからです。
また、トイレのしつけをする上で大切なことは、トイレの場所を動かさないことです。
トイレの場所を変えてしまうと、どこにすればいいのかわからず混乱してしまいます。常に同じ場所に置くようにしましょう。
トイレには自分のオシッコの臭いがついたシーツや新聞紙などを残しておき、トイレに誘導しやすくします。
もしトイレ以外の場所でしてしまったら大きな声を出さず、粗相して閉まった場所を洗剤などで完全に臭いを消します。
ワンコは臭いには敏感ですので、再び同じ場所にしないように気をつけましょう。
もちろん、トイレでちゃんとできたときは、これ以上ないくらい「べた褒め」してあげましょう!それを繰り返すことで、トイレのしつけができるのです。
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