先住犬との相性
多頭飼いを始める時に気になるのは、やはり先住犬との相性ですよね?
人間にも「あの人ちょっと苦手・・・」というように、もちろん犬同士にも合う合わないという相性はあります。
次の子を探す際に「先住犬との相性を見たいので、見学に同席させたい」というご要望をいただくことがあります。原則として、子犬の見学時に先住犬を同席させることは、病気感染のリスクからNGとされています。仮に先住犬の子を同席させたところで、先住犬にしてみれば、そこは言わば「アウェイ」、 初めての場所に少なからず興奮している場合がほとんどですから、まともな反応は得られません。
また、生後50日前後の子犬には、自己意識が芽生えていないため、相性など到底判断は付けられません。その子の本当の性格が出始めるのは、新しいお家に慣れ始めた2~3週間後と思ってください。
では、どうやって次の子を選べばいいの?!
まずは先住犬の性格をしっかり分析しましょう。そもそも、多頭飼いに向かない犬種、比較的どんな子とも仲良くできる犬種など、犬種によっても、特性があります。
・他のワンコとも人間とも仲良くできる子
社交的な性格の子は、リーダーになる素質があるので、比較的どんな子でも問題は起こらないでしょう。
・人にもワンコにも消極的な子
お散歩の時、他のワンコや人が近くに来ると飼い主さんの足元に隠れてしまうような子の場合、先に先住犬の性格を直してあげることが必要です。いくらおっとりタイプの子を後から迎え入れたとしても、他の犬がいるという状況にストレスを感じ、食事を取らなくなるといったこともあり得ます。
・とにかく挑戦的で気が強い子
要するに一匹狼的な性格ですから、あまり多頭飼いには向かない性格かもしれません。まずは気の強さをある程度抑制させておくことは重要です。
先住犬の性格を詳しく分析できたら、次は実際に子犬を選ぶポイントですが、 じゃれ合っている子犬の中で、積極的に前に出てくる子や奥のほうでじ~っとしている子などさまざまです。 一見積極的に前に出てきて、とにかく元気いっぱいの子を選びがちですが、1頭目として選ぶならもちろんOKですが、既に先住犬がいる場合は、極力避けたほうがいいでしょう。積極的な性格の子は、後に権勢本能を発揮しやすく、しつけがしづらくなる可能性があります。また、自身がリーダーに君臨したいという願望が強くなり先住犬を押しのけて飼い主さんに甘えたり、時には先住犬と衝突する可能性も大いにあります。
かといって、大人しすぎる子も要注意です。たとえば、手を出した時に後ずさりしたり、唸ったりする子は極度の怖がりですので、後々克服させるのにはかなりの時間を要します。恐怖心がエスカレートすると、噛み付いたりすることもあります。多頭飼いに限らず、このような子はできれば避けたほうがいいかもしれません。
1頭飼いでも多頭飼いでも、飼いやすいのは、一番奥でおっとりしている子です。奥に居ても手を出せば尻尾を振ってのんびりと近寄ってくるような子は、言わば天然タイプですので、比較的手のかからない子が多いです。
重要ポイント!
犬社会には人間にはどうにもできないこともたくさんあります。先住犬と子犬の性格を見極めつつ、先住犬にストレスがかからないよう、飼い主さんがしっかり管理してあげましょう。
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