マルチーズ
均整のとれた小型の体つきで、暗色の目とやや丸い頭部に、真っ黒な鼻が特徴です。垂れ耳で高い位置に尾が付き、絹糸状の純白で光沢のある被毛に全身を覆われています。
マルチーズはどんな犬?
紀元前1500年頃に、海洋貿易で栄えていたフェニキア人により、地中海のマルタ島に持ち込まれ、改良固定されたものといわれていますが、確実な裏付けは残っていないため、正確なところは不明です。
マルチーズに限らず、被毛が白い犬の理想は、全身が真っ白な被毛で覆われているのは当然のことですが、アイラインや鼻、口唇やパッドが黒であることがよいとされています。ところが最近では、アイラインが不完全なマルチーズや、パッドが黒でないマルチーズが増えているのが実態です。
紀元前500年頃のギリシャの壷や皿をはじめ、ギリシャ、ローマ時代の文献や芸術作品には、マルチーズの姿が多く描かれています。マルチーズのための墓が建てられたり、詩が詠まれたりしたことも、このころの記録に残っています。
マルタ島がイギリス領となった19世紀には、マルチーズがイギリス王室にも紹介され、ビクトリア女王や王室貴族に抱き犬として寵愛されました。
マルチーズはいまも世界中で、代表的な愛玩犬、抱き犬として高い人気を誇っています。明るく活発な性質で遊び好きですが、気性はとても穏やかです。飼い主やその家族には愛情たっぷりに接し、いつも傍にいることを好みます。
マルチーズはシングルコート種で下毛がまったくないのが特徴です。絹糸状の被毛はとても長く優美ですが、日本では古くから特に白い犬が好かれる傾向があり、1970年代にはスピッツに続き、一大ブームが起こったことはよく知られています。
マルチーズを飼う前に!?
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